マレーシアのお土産として人気のある物のひとつに、ピューター(Pewter)で出来た工芸品があります。
ピューターとは錫(スズ)が主成分の合金で、マレーシアのお土産屋さんに入ると、ピューターを使ったフォトフレームや飾り物などが置いてあるのをよく見かけます。
そして、その中でも一番有名なのが、ロイヤルセランゴール社(Royal Selangor)のピューター製品。
1UtamaやIsetan KLCCなどの大手ショッピングモールや、クアラルンプール国際空港(KLIA)にもお店を構えています。
そのロイヤルセランゴール本社には、ピューター製品について学べる、ロイヤルセランゴール・ビジターセンター(Royal Selangor Visitor Centre)があり、ピューターについて学んだり、制作行程などを見学できる施設があります。
まずビジターセンターの前に行くと、目に入ってくるのが世界最大級のビアマグカップ!
もちろんピューター製です。
ここでよく記念撮影をされる方が多いです。
そしてセンターの中に入ると受付がありますが…施設見学は無料です!
ここではガイドさんを頼んだりできるので、お願いしたい方は、こちらで受付を。
(タイミングが良ければ、日本語でのガイドも受けられます。)
エレベーターを登って行くと、まずはロイヤルセランゴール社の事やピューターの歴史を学びます。
ワニやゾウの形をした昔のお金。右側の木の様なものも昔のお金です。
美術的な工芸展示もあります。
ピューターについても、科学館の様に、いろんな角度から紹介してくれます。
中にはピューターを積み上げて作ったツインタワーも!
ひととおり見終わったら次は実際の制作作業が見られるゾーンへ。
しかしその前に、ピューターのマグカップでドリンクをいただきます。
ドリンクは「100PLUS」。
こちらはマレーシアの国民的スポーツドリンクとも言える飲み物で、
微炭酸のスッキリとした味わいです。
制作作業ゾーンにて。ピューターのマグカップを削っている所。
マグカップの削り粉。もちろんこれもピューター。
先程ご紹介した、昔のお金を模したデザインのピューター。
ひとつひとつ手作業で作られています。
こちらでも作業中。
作業場を抜けると、ピューター等を使ったトロフィーが飾られていました。
その奥は、ピューターでオリジナルアクセサリーが作れる所です。
一度外に出て隣の建物に移ると、そこにはロイヤルセランゴール社のピューター製品を販売するショップがあります。
もちろん見るだけでもOK。
しかし売り物とはいえ、ひとつひとつの素晴らしい出来映えに、美術館で工芸品を見ているかの様な気分になります。
ワニ型の昔のお金がデザインされたピューターも販売。
制作作業の見学で見たマグカップ。
ここの工場だけで販売している限定品もあります。
女性には、ピューター製のペンダントはいかがでしょうか。
かさばらず実用的な箸置き(2個セット)は、お土産に人気だそうです。
金魚とドラゴン、どちらも縁起物のモチーフ。
お値段がハンパありませんが…(RM1=約32円として、6万800円!)
工芸品としてはとても素晴らしい物だと思います。
芸術的な置物、飾り物の数々…
中国語では、“お金が余る”と書いた「金余」と「金魚」が同じ発音…というで、金魚を使った装飾品は、財運アップの縁起物。
この金魚の額を飾ると、金運を呼んでくれるかもしれませんね。
いろいろなピューター製品が欲しい!でもいっぱいは持って帰れない…という方は、こちらのミニチュアはいかがでしょう?(こちらの商品は、レジの横に置いてあります。)
また、ショップの横にはカフェもあるので、ちょっと疲れたな~という方は、こちらで一息するのも良いと思います。
その他にも、シルバーやプラチナを使ったインテリアやアクセサリー等を扱うショップもあります。こちらも、なかなかの見応えがありますよ。
【ロイヤルセランゴール・ビジターセンター】
Royal Selangor Visitor Centre
4, Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya, 53300 Kuala Lumpur.
午前9時〜午後5時まで
ビジターセンターのウェブサイト
http://visitorcentre.royalselangor.com/
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